子供が3人欲しい!
そう思う方もいますよね。
しかしそうなると気がかりなのが、
やはり教育費や生活費など、お金のことではないでしょうか?
1人育てるだけでも、お金がかかるのが子供ですが、
それが3人ともなると、一体いくら必要なのでしょうか?
そこで実際に子供を3人育てているママたちの意見を元に、
理想の年収や、子供3人の場合に支給される、
公的補助のことなどをお伝えしていきます。
3人の子供を育てるご家庭の理想の年収。本音と現実は?
まず実際に現在3人のお子さんをお持ちの家庭に、理想の年収や実体験をアンケートで調べてみました。
夫が800万円、妻が100万円。理想の世帯年収は900万円です。本当はお金はあればあるだけ助かりますが、900万円程あればなんとかローンを組まずにやっていけるかなと思いました。無駄遣いするわけではないですが、お金がないからと色々なことを諦める生活ができたらと考えています。今現在の収入では子供の進学のことで悩み、車も15年程乗ってますがなかなか買い換えられずにいます。子供の進学のことを考えると自動車ローンを組むのにも躊躇してしまいます。
(パート/44歳/mirimiri _ eさん)
世帯で1000万円。あくまでも理想です。現実は夫の給与として500万円程度。私は扶養の範囲内での収入がありました。年収1000万円程度あれば、手取りは約600万円程度だと試算すると、毎月の生活費は最大値約50万円までとなり、相当楽になっていただろうと仮定できます。夫1人で、年収1千万円はなかなか苦しいとは思いますが、夫婦ならできたのかもしれません。特に高校と、大学(大学受験)は相当大変だったので、余裕を持って生活したかったです。(パート/55歳/焼き芋さん)
子供が小さいうちは年収500万でも大丈夫!子供三人の壁はそんなに高くない
結果、やはり800万~1000万円という、高収入なご家庭が多いようです。
しかし年収がないと、子供を3人も育てられないのかというと、
そんなことは全くありません!
年収500万円でも、子供兄弟がまだ幼児や中学生以下のご家庭では、学費も少なく、児童手当や親からのサポートもあり、普通に暮らしていく分には困らない、というご家庭もあります。
逆に年収が800万あっても「毎月カツカツ」というご家庭もあります。
一応目安としては、収入の20%を貯金に回すことができれば、
3人育児でも生活には困らないと言われています。
しかし結局のところ、各家庭ごとの子供の年齢や生活水準やらで変わってくるので、
「○万円以上あれば大丈夫!」
という正解はないのが現状です。
上述したように、年収が500万でも、
子供3人を育てられてるご家庭もあります。
中には400万円というご家庭もあります。
こう考えると、子供3人の壁って意外と高くないですね!
ちなみに多くの育児中の若い世帯年収は「夫のみ」の年収額が多いようです。
つまり妻のほうも共働きで頑張るとより余裕が生まれます。
子供が小さいうちは、なかなか思うように働けないママも多いでしょう。
中には
「子供が小学生になるまでは一緒にいてあげたい」
と思うママもいます。
しかし子供が小さいうちは、
たとえ3人いたとしても、そこまでお金はかかりません。
本格的にお金がかかってくるのは子供が中高生になってからです。
その頃には子供たちもある程度、親がいなくてもなんとかできるでしょうから、
たとえ正社員じゃなくとも、お母さんもガッツリ働くことができるし、
お父さんの給料もアップしてる可能性もありますし世帯収入でいくと、
500万円以上になるご家庭が多いのではないでしょうか。
子供三人欲しい気持ちが支え!年収は低くても
先程お伝えしたようにたとえ年収が低くても、
子供を3人お持ちのご家庭は決して少なくはありません。
そしてそういった家庭の全てが、毎日食べるものにも困るような貧困生活…
かと思いきや全くそんなこともありません。
反対に年収が高い家庭なのに、全然お金が足りない!!と嘆いていらっしゃる方もいます。
結局のところ理想とする年収は、3人の子供の年齢と、各家庭の生活スタイルに大きく影響するのではないでしょうか。
もちろん年収が低い家庭だと年収が高い家庭に比べると、
子供にかけられる教育費も変わってきますし、毎日着る服や食べ物、住む家など、
衣食住のレベルも違ってきます。
年収が低いと衣食住や子供の教育費、全てにお金をかけることなんてできません。
どこかで妥協が必要です。
そうなると必然的に贅沢なんてできない、
質素な節約生活になるのではないでしょうか。
しかし本当に子供が3人欲しい!という気持ちで、
子供を3人作った家庭は、
たとえ生活は質素でも、すごく楽しくて幸せな家庭を築いています。
年収が低い場合は、どうしても節約が必要になってきます。
でもそれは子供が3人欲しい!
という気持ち、そしていざ3人生まれたあとは、
頑張って子供たちを育てるぞ!
という気持ち、これらの気持ちを支えにすると、
節約生活はそんなに苦ではなくなります。
子供三人の公的補助はいろいろ
子供が3人も生まれると、公的補助もいろいろとあります。
まずは子供が生まれてから、中学卒業までもらえる児童手当ですが、
3人目以降の子供からは、支給される額が少し増えます。
具体的にいいますと、1人目・2人目の場合の支給額は、
・誕生~3歳までが月15000円
・3歳~小学校卒業までが月10000円
・中学生の間が月10000円
となっていますが、3人目以降の場合は、
3歳~小学校卒業までの期間も、月15000円が支給されるのです。
つまり3人目以降の子供は、約540000円も多く支給されることになります。
他にも共働きで頑張ろうと思ったとき、一番お世話になるであろう保育園の、
保育料にも変化があります。
1人目の子供が未就学児の場合は、2人目が半額、3人目は無料となります。
認可保育園でも保育料って決して安くはないので、
3人目無料というのは、かなり助かるのではないでしょうか。
ただし1人目の子供が小学生になった場合は、
2人目の子供が1人目と計算されるため、3人目は無料ではなく半額となります。
自治体によっては、1人目が小学生になったとしても、
2人目は半額、3人目は無料のまま、というところもあるようです。
このように自治体によって、
3人目に対する公的補助もいろいろあるようです。
中にはお祝い金として3人目の子供には、
100万円を支給する、という自治体もあるそうです。
他にも地域で使えるお買い物券3万円分や、
タクシー利用券1万円分、家の建築費用を一部負担など、
本当に様々な公的補助があります。
全ての自治体で、このような補助があるわけではありませんが、
気になる方は一度、お住まいの自治体に問い合わせてみてはどうでしょうか?
まとめ
いかがでしたか。
年収は高いにこしたことはありませんが、
低いからといって、3人の子供を育てられないわけではない、
ということをお伝えしました。
子供が3人いるご家庭のことを調べていくと、
年収の低さ故に、3人目を諦めたことに対する後悔を、
綴っている方はいますが、不思議なことに3人目を産んで後悔した、
という方は1人もいませんでした。
子供が3人欲しい!と思ってる方はその気持ちを大切にした上で、
産むのか産まないのか、どちらが自分にとって最善か、
今一度考えてみてもいいのではないでしょうか。