「子供が二人いるけど、もう一人!」と思っていたり、
「将来三人は産みたい!」と考えているあなた。
子供ってかわいいですよね。
多ければ多いほど、にぎやかで楽しい家庭になりそうです。
だけど「今の収入で三人を育てることができるのだろうか?」
とためらうこともありますよね。
実は、うちの家庭も子供が三人いるのです!
「将来どのくらいのお金がかかるの?」
「今のままで大丈夫かな?」など、とても心配になります。
特に心配なのは学費。
これは必ずかかるもので、節約できない費用です。
大学まで行くとしたら一体いくらかかるのでしょうか?
そこで、必要な学費と収入を調べてみました。
子供三人育てるための余裕の世帯年収は1000万?
学費はいくらかかるかご存知ですか?
高校まで国公立で進んだとして約400万円、
国公立大学に進むと約500万円かかります。
合わせると一人につき約1000万円が必要となります。
私立に進む場合はもっと必要です。
子供三人の家庭で、夫が20代後半~50代になる時
年収は600万~800万円くらいに
増加すると考えた場合をライフプランで試算してもらいました。
すると、子供全員を高校までは国公立、
大学は私立に進んだと仮定すると、
三人目の子供が大学在学中に借金が1000万円まで
ふくらむという結果がでてしまいました。
大学も国公立としたら、もう少し費用は少なくなりますが、
全員を国公立大学に入れるというのは、なかなか難しいことです。
それにはその子の学力もありますが、
進学に必要な学力をつけるための塾代が必要になってきます。
と考えた場合、三人を大学卒業させるための余裕がある世帯年収は、
1000万円くらいは必要になってくると考えられます。
子供三人が希望なら共働きは不可欠
大学まですべて国公立に進んでも、一人1000万円!
しかしこれは学費だけなのです。
それ以外にかかる費用をざっとあげてみます。
習い事・塾代・教科書・ノートなどの学用品・定期代
服飾費・スマホ代などがあります。
これも全部三人分かかるのです。これは子供にかかる費用だけです。
それ以外にも、住宅ローン・自家用車の所持・保険・税金などがあります。
日々の生活費以外に娯楽費や交際費も考えなくてはなりません。
私立大学へ進んだ場合は、年間50万円は多く支払いがあると考えられます。
これだけの支出を夫の年収だけで賄うのには、
やはり1000万円は必要となってきます。
しかし、夫の年収だけで、
1000万円を超えるというのは、ごくわずかな家庭に限られます。
そこで妻の収入が必要になってきます。
1000万円の借金も、妻がパートで年収100万円を稼いだ場合、
単純計算ですが10年で返済できます。
たとえパートで働いても、
世帯年収が1000万円は超えないという家庭が多いですよね。
そういう場合、なるべく早く共働きになることが必要です。
共働きの期間が長いほど、貯蓄できる金額が増額します。
つまり、子供三人を大学卒業させるためには、
夫の収入だけでなく妻の協力が必要です!
理想の世帯年収はなくても子は育つ
理想の年収は1000万円と言いましたが、
これは一般的な支出額を例とした場合です。
年収がいくら多くても無駄遣いをして
貯蓄が全くできていないという家庭もあれば、
逆に年収が少なくても、きちんと計画的に貯蓄できる家庭もあります。
他にも、住宅ローン・車の所持・住んでいる自治体によっても
補助金が違ってきますし、また教育費(塾や習い事)を
どれだけかけるかによっても支出は変わってきますよね。
また、大学進学する際に
奨学金を使うかどうかによっても変わってきます。
成績が優秀な場合は、
返済無用の給付型奨学金を利用できる場合もあります。
私立高校や私立大学には、独自の奨学金制度を設けていて、
給付型で返済無用というところも多くありますし、
大手の塾は優秀な子は無料で通えるというプランもあります。
トップ校を受験するという条件付きになることが多いのですが。
つまり、必ずしも世帯年収が
1000万円必要というわけではないのです。
補助金や奨学金を上手に利用することや、
日々の無駄をなくしてしっかり貯蓄をすれば、
理想の年収でなくても、子供三人を育てることができます。
まとめ
三人の子供を育てるとなると、
多くのお金がかかります。
子供に奨学金を利用してもらうというのもありますが、
日本の奨学金は返済が必要なものが多く、つまりこれは子供の借金になります。
成績が優秀であれば、給付型を利用できる場合がありますが、
なるべくなら奨学金は利用しないようにしたいですよね。
それにはやはり、世帯年収を増やすしかないのです。
共働きになれば収入が増えて、計画的に貯蓄できるようになります。
また、日々の節約も必要になりますので、
無駄を省き、必要なものを確認するという作業をしてみてください。
なかなか日々の貯蓄ができないという場合は、
学資保険や定期預金を利用して、
必要な時期がこないと引き出せないように、
強制的に貯蓄する方法をお薦めします。
子供の進みたい方法に進めるように、
しっかりと貯蓄して、将来に備えましょう!