性格の不一致、金銭問題、不倫、DVなど、
離婚になりうる原因は様々あります。
しかし子供がいる場合、簡単に「じゃあ離婚しましょう!」
というわけにはいかないのが現実です
一刻も早く別れたいと思っているはずですが、
子供のことを考えて離婚準備は万端にしましょう。
子供を抱えての離婚で
一番に気になるのがお金の問題です。
家賃、教育費、食費など、
生活していくためにかかるお金はたくさんあります。
家賃や食費などは、
頼れるご実家があれば少し安心かもしれませんが
子供の教育費となれば話は別です。
子供が2人ともなれば、教育費も自然と2倍になります。
旦那様との離婚を決めた方、
別れたことを後悔しないために、
自分と子供のためにやるべきことを知っておきましょう。
離婚準備は職探しから
離婚理由にもよりますが、
離婚の際に養育費や慰謝料などの取り決めもあります。
元夫が養育費をくれるから!
と養育費をあてにして安心していてはダメです。
頼りにしていた養育費が
きちんと支払われないことだってあります。
養育費は別れた元夫が子供のために
支払う義務のあるお金ですが、
母親としても子供にある程度の生活をさせる義務があります。
そのためには安定した収入を確保したほうが良いでしょう。
離婚を決めたらまず職探しすることをおすすめします。
普段パートタイムで働いていた方は、
フルタイムで働ける仕事を探さなければいけません。
しかし子供の年齢によっては、
働ける時間に制限がでてきてしまうかもしれません。
自分の希望する条件を明確にして、職探しに時間をかけましょう。
専業主婦だった方は、
まず自分にできることを見つけます。
資格を持っていれば職探しに困ることはないかもしれませんが、
資格もなく働いていたころと
専業主婦になってからのブランクがある方は、
職探しに苦戦するかもしれません。
離婚の準備として、
パートタイムで働いて就労に慣れておいたり、
職探しのために資格を取る時間を作ることです。
子供二人育てるためには貯金の準備
日本での子供の教育費には、
かなりの金額がかかることを知っているでしょうか?
私は子供のための学資保険を検討した際に、
保険相談員の方に金額を聞いてとても面食らったのを覚えています。
具体的な金額をみていきましょう。
3歳から幼稚園に通ったと仮定して、
高校卒業までに500~540万円かかると言われています。
これは全て公立に通ったときの金額で算出されていますので、
私立となると2~4倍の教育費が必要になってきます。
また、大学進学をすれば国立でも約250万円、
私立の学部によってばらつきはあるものの500万円前後は必要です。
学校教育以外での習い事で才能を発揮するかもしれませんし、
子供が海外留学を希望するかもしれません。
その都度、教育費は別途でかかってくるのです。
今回は大きくかかる教育費についてみてきましたが、
子供が男の子であれば育ちざかりに食費がかさむかもしれません。
女の子であればオシャレに興味がでたり、
お友達との付き合いでお小遣いが必要になるかもしれません。
子供が二人いれば必要なお金は単純に
2倍かと言えばそうではありませんが、
養育費だけを見ても、貯金の準備が必要なのは明らかです。
離婚に向けて、こつこつ貯金の準備も始めましょう。
離婚してシングルマザーになる覚悟も大切
離婚してまずは実家に身を寄せる
という方が多いのではないでしょうか?
親御さんも、子供と孫が頼ってきたときに
追い返すような人も少ないでしょう。
しかし、親御さんに甘えてばかりではいられません。
母親として胸を張れるように、
一人で子供を育てていく覚悟も必要です。
シングルマザーという言葉は広く知られるようになりましたが、
世間の目はまだまだ厳しいかもしれません。
離婚したことで苗字が変わり、
子供が友達にからかわれることもあるかもしれません。
シングルマザーとしての覚悟は、経済面だけではなく、
子供たちを守るためにも大切です。
近年では片親家庭に対しての行政のサポートも確立されています。
シングルマザーとしての覚悟はもちろん大切ですが、
周りのサポートも受けながら、
自分と子供のために前向きに離婚できるように心の準備をしましょう。
まとめ
離婚すればスッキリするのは自分ですが、
子供にとっては父親を失うことにもなります。
安易に離婚すれば子供を傷つけることになるかもしれません。
あなたはいったん冷静になって、
離婚に向けて何が大切かを考える必要があります。
離婚後に安心して生活していくための就職活動、
ある程度の貯金、シングルマザーとして子供を育てていく覚悟。
きっと困難なことも起こりますが、
それぞれ時間をかけて解決していくことで、
後悔しない離婚をすることができます。
離婚をして
シングルマザーになることは決して悪いことではありません。
頼る実家がなくても
一人で子供を立派に育て上げた方もたくさんいます。
子供と、何より自分のために、離婚準備は万端にしましょう。