どうして男の人って浮気をするのでしょう？
こんなこと、想定したくはありませんが
ご主人の浮気がわかった時、あなたならどうしますか？
私は旦那の浮気が発覚した時は手が震え、
鼓動が早くなり、
手足が一気に冷たくなり、
しばらく見動きがとれませんでした。
「離婚だ！」
「こんな旦那とはもう無理！」
「私ってなんでここにいるんだろう・・・」
いろんな考えが頭をよぎりました。
友達や、信頼できる人にも相談しました。
主人の実家にも話しました。
主人の浮気発覚から早11年。
夫婦関係を再構築し、
今では何のわだかまりもなかったかのように過ごしています。
もちろん、簡単な道ではありませんでした。
周りからも本当に再構築していいのか何度も問われ、
離婚を勧められたりもしました。
何度も泣きましたし、情緒不安定な時期もありました。
それでも、私は私と子どものために自分で再構築を選びました。
夫婦関係を再構築すると決めてからしばらくは、
『許す』ということが、私にとって試練でした。
そんな私の経験も踏まえながら、
夫婦関係の再構築のコツをお話ししたいと思います。
ご主人の離婚発覚後、『即離婚！』にならなかった方、
歩み寄る道があるのなら知りたい、という方は是非ごらんください！
浮気夫を懲らしめる３つの方法
浮気が発覚してすぐは、いろんな感情が渦巻いていることでしょう。
怒り、悲しみ、嫉妬、絶望、恨み・・・
感情を今すぐ相手にぶつけてしまいたい衝動に駆られると思います。
しかし、ここでまず冷静になることをお勧めします。
感情をぶつけることが悪いわけではありません。
でも、浮気をした夫に対して、できるだけ制裁を加えたいとは思いませんか？
浮気されたのですから、当然です。
できる限り懲らしめてやらなくては、こちらの気持ちも収まりませんよね！
そこで、懲らしめる方法を３つのステップでご紹介します。
ステップ１ 周りを固める（社会的制裁）
浮気が発覚し、冷静になったなら、
ご主人に問い詰めるよりも先にすることがあります。
それは、証拠集めです。
メールの内容、通話記録、写真、動画など、
あらゆる手を使って収集します。
確かな事実を把握することで、その後の話のつけ方が変わってきます！
消されそうなものは必ずバックアップをとりましょう。
詰めが甘いと、証拠を消されたり、
言い逃れされる可能性がありますので、
十分すぎるくらい念入りに保存、保管を。
この一連の作業は、
やり直したいと思っている方にとっては辛いものです。
ですが、徐々に冷静になる自分に気づくはずです。
ご自分で難しい場合は興信所や探偵事務所に依頼する方法もあります。
ただ、費用が何十万単位ですので、お財布と、
そこまでする必要があるのかどうかをしっかり考慮して選んでくださいね。
（離婚を考えている方は、断然依頼したほうがいいです）
証拠が集まったら、友人、両親など、まず信頼のおける人に相談します。
ここから周りを固めていく段階に入ります。
はじめは、話すことも嫌で嫌で仕方がなく、抵抗があると思います。
ここも頑張りどころです。
ご主人とやり直したいと思っているのであれば、
ここで一度あなたがすっきりしておく必要があります。
そして、ご主人への社会的制裁につながります。
ご主人と共通の友人がいたら、その方にも話しましょう。
やり直しを考えている方は、
今後ご主人が不利益にならないように話すとベターです。
（夫だけではなく浮気をさせてしまった
自分にも非がある、的な文句を使うなど）
が、実際はそんなことは言ってられないので
とにかく周りを固めることを意識してくださいね。
周りを固めることで、よりご主人の反省を促せます！
もう二度とこんなことが起こらないためにも、
周りの方に事実を伝えておくことは必須です！
私も主人の友人数人に話し、
「お前、ばかじゃないの」的に主人を叩いていただき、
それだけでも随分救われました。
そして、ご主人に話すタイミングを決めましょう。
証拠を集めてすぐでも、親しい知人に話した後でも、
ご主人の周りに伝えたあとでも構いません。
どこまでの人に伝えるかも含め、そこはあなたの作戦にお任せします。
ステップ２ 後悔させる
とにかく、浮気したことを後悔させます。
ご主人がお子さんを大切にしている方であれば、
思い切って実家に帰って
しばらくお子さんと会えないようにしちゃいましょう。
会社での立場や世間体を大事にしているご主人ならば、
先ほどの周りを固めるステップが効きます。
さらに、会社バレしたらどうなるか、ご主人に想像させてください。
（実際バラす必要なし。イメージさせるだけで十分効果あります。）
また、お金を大事にしている人には、
慰謝料請求の話が効果バツグンですね。
慰謝料の相場、養育費の相場と、
あなたがどの程度を要求しようと思っているかを伝えます。
（実際に慰謝料請求するかどうかは別として、です。）
ここでは、浮気による代償をイメージしてもらい、
十分わからせる必要があるのです。
家に帰ったら家族がいること、
晩御飯やお風呂が準備されていること、
子どもが笑ってくれること、お金を自由に使えること、
いままで当たり前だったことも、
浮気の代償としてすべてを失うのだということを伝えます。
離婚を考えている方は、
会社バレ、慰謝料請求は徹底的にやってください。
やり直しを考えている方は、
さも実行するかのように行動し、精神的ダメージを与えましょう！！
ステップ３ 償わせる
はじめは浮気を否定していたご主人も、
この段階に来ると諦めがちらついているはずです。
じゃあ、どんなことをしたら許してもらえるのか？
という話題があなたとの間に出てきているのではないでしょうか。
その時は、あなたの気分ができるかぎりすっきりする方法を選びましょう！
私は、まず同意の上で念書を書いてもらいました。
以下内容です。
誓約書
今後、飲酒、喫煙、浮気、不倫、ギャンブル、
その他で妻にうそをつく、または隠れて行為に及んだ場合、
無条件に以下の条件に従います。
1.ただちに別居する。（費用はすべて払います）
2.別居後の家賃、水道光熱費、ガス代は毎月払う。
3.別途養育費を支払う。
4.妻と子どもの生活に干渉しない。
5.できる限り早く離婚する。
※ただし、2.3の金額についてはその時の夫婦の収入状況による。
平成19年 署名 拇印
今見返すとなかなかシビアな内容ですね。
はっきりとは覚えていませんが、
ネットでいろいろ調べてこの文章にしたようです。
ちなみに、いまでも家計簿に入れて大事に保管しています。
もちろん、念書だけで
気は晴れませんでしたので、私の場合は経済的制裁も加えました。
といっても、夫婦関係をやり直す覚悟だったので、
主人がちょっと痛いくらいの金額で、私のほしいものを存分に買ってもらいました。
破産する領域まで償わせると、後々自分が大変になりますので、
主人がこの先一年はしんどい思いを
するであろう金額設定で償ってもらいました。
ほかにも、携帯ロック解除は当たり前、公認で携帯チェックもしていました。
この三本立てで制裁を加え、幾分気分は晴れたものの、
浮気をされた、という事実は消えませんので辛い思いは続きます。
ここまで主人に対しての制裁しか書いていませんが、
まだ償わせる相手がいますよね。
そうです、浮気相手です。
婚姻関係を結んでいる妻の立場のあなたから、
浮気相手に慰謝料請求することができます。
二度と関わらないためにも、浮気相手にも制裁を加えましょう！
女性の不倫は、結構回り方白い目で見られますので、
経済的制裁だけでなく社会的制裁も有効です。
しかし、逆恨みなどある場合も考えられますので、
こちらも弁護士に入ってもらうなど準備をしたほうが賢明です。
私は、浮気相手への直接的な制裁は加えていませんが、
主人と浮気相手の共通の友人にすべて伝えました。
それで社会的制裁にもなると思い、
それ以上は何もしませんでした。
（それよりも、旦那の制裁とやり直しのために
時間を使いたかったのもあります。）
結局、償ってもらっても、一時しのぎで、
すぐに気持ちがすっきりすることは難しいです。
ですが、あなたとご主人が夫婦をやりなおすと決めたのであれば、
あとは時間が薬になってくれます。
一から、というより、マイナスからの再構築、
ご主人との足並みをそろえる前にしっかり旦那さんを懲らしめてくださいね！
してはいけない間違いだらけの懲らしめる方法
絶対にしてはいけない制裁があります。
まず、浮気をされたからと言って、自分も浮気をすることです。
「やられたらやり返す！」
は、時としてスカッとしますが、
この場合は本当に泥沼になりかねないので絶対にやめてください。
あなたは、スッキリするどころか、
自分のことも知らず知らず傷つけてしまいます。
この制裁の方法だけはタブーです。
また、気持ちはわかりますが、
ご主人と浮気相手への暴力もやめてくださいね。
傷害罪につながりますので、
あなたの立場が一気に悪くなってしまう可能性があります。
やり直す、と決めた以上は責め続けるのもやめましょう。
どんなに償ってもらっても気持ちが晴れることはありませんが、
ある程度償ってもらったらご主人を責めるのはやめてください。
あなたの気持ちはまだまだ決着がつかない部分も多いでしょう。
ですが、いつ決着がつくのかは誰にもわかりません。
それまでご主人を責め続けたら、
夫婦をやり直す前にご主人が病んでしまいます。
ですので、初めに償いは、これとこれとこれをしてもらったら、
あとはもう責めない！と自分の中で決めておくとよいと思います。
夫婦再建を望むなら浮気夫を許すことも
離婚もできるけれど、あえて夫婦再建を選んだとしたら。
時間がかかってもいいです。
ご主人をいつか許してあげてください。
私は浮気されて１１年。
いつの間にか主人を許していました。
早い段階だったようにも思いますが、
それでもふとした時に浮気されたときのことを
思いだしては悲しくなることもありました。
なので、いつ、完全に許したのかは正直わかりません。
ただ、日々の中で主人の誠意を見て、
だんだんハードルが低くなっていったような気がします。
浮気されたのだから、すぐ許すなんて無理です。
許すまでには、自分の中のいろんな感情と折り合いをつけながら、
でも苦しみながら前に進んだような、進めていないような・・・
そんな時間を過ごしていく中で
結果的に許すことになったのだと思います。
『当たり前の毎日を大切にする』
当時の私がメモしていた言葉です。
やり直せたのは、浮気があっても
結局お互いの気持ちが冷めなかったからに尽きます。
あなたと、ご主人もそうであれば、
お互いの努力次第で必ずやり直せます。
制裁を下し、スッキリしたならば、
あとはご主人を許す努力、にとりかかりましょう。
許すのは、本当に難しいです。
もちろん、無理やり許す必要は全くないです。
心の中では許せなくても再構築は可能かもしれません。
ですが、「もういいよ」と、
心から思えたら、気分が軽くなるのは確かです。
あなたにも、そんな日が訪れることを祈っています。
まとめ
『浮気されるほうにも原因がある』理論はよく聞きますが、
原因があるから浮気してもいいのかといったらそんなことはありません。
浮気をするよりも、話し合いや別の手段をとるべきなのです。
しかし、浮気をしてしまった、されてしまった事実は消せません。
完全に元通りの夫婦関係に戻るのは難しいですし、時間もかなりかかります。
離婚を決意する人もいる中、夫婦の再構築を決意したのであれば、
どうせならあなたにとって
一番良い方法で一番いい形で事を進めましょう！
これは、これからの夫婦関係（位置関係含む）を
築く上でとても大切になります。
まずは、ご主人に裏切られて悲しかったこと、
それでもご主人への愛があり、やり直したいと思っていること
あなたの言葉で伝えてくださいね。
あとは、ここに書いた通りです！
私の経験が少しでもお役に立てると幸いです。
人それぞれ、大事にしたいことや譲れないことは違いますから、
あなたにとって一番いい形で再構築できることを祈っています。
