「最近娘が反抗的。まだ小学生なのに・・・」
「娘が言うことを聞かなくなって、毎日バトルで疲れる!」
と思っているそこのあなた。
それは、第二次反抗期の序章、中間反抗期かもしれません!
中学生のお嬢さんをお持ちの方は、
すでに第二次反抗期真っ只中なことでしょう!
あなたの言うことに反抗して言い返してくるかと思えば、
何も聞こえていないかのように無視したり・・・
どこで覚えてきたのか、反抗の言い訳も段々と知恵がついて、
こちらがイラっとするような言葉を選んだり・・・
自分に反抗期があったように、
お嬢さんもそういう時期!と頭でわかっているとはいえ、
段々エスカレートしてくるお嬢さんの態度にイライライライラ・・・
いくら親でも、一人の人間ですから疲れてしまいますよね。
お疲れ様です。
今日は、お嬢さんの反抗期に対する対応策についてお伝えします。
十人十色の反抗期ではありますが、参考に是非ご覧ください。
娘の反抗期にまっすぐ立ち向かう対策3選!
お嬢さんの反抗、日々のバトル。
全て投げ出したくなり、
放っておきたくなることもありますよね。
でも、ここで放置しすぎると、
かえってお嬢さんのイライラの火に油を注ぎかねません。
イライラの連鎖が続いてしまいます。
一度、お嬢さんの訴えにまっすぐ立ち向かってみましょう。
とはいえ、あなたはすでに立ち向かい、疲れ果てているのかもしれません。
その時、どのように立ち向かったのでしょうか?
お嬢さんの反抗を、頭から否定したり、
言い聞かせようとしてはいませんでしたか?
立ち向かうためのポイントをお伝えしますので、
あなた自身の対応と比較してみてくださいね!
認める
まず、お嬢さん自身を認めます。
自分の頭で物事を考えられるようになっていること、
自分で言葉を選んで伝えられるようになっているということ、
親や世間の理不尽さに対して疑問が持てるようになったということ、
お嬢さん自身も反抗的な自分に対して戸惑っているということ。
ひとつひとつがお嬢さんの成長ですよね。
ですので、お嬢さんを『ひとりの大人
(実際にはまだまだですが)』と認めることが第一歩です。
それを認めることができなければ、
あなたはいつまでたっても自分の意見や、
「こうあるべき!」という価値観を押し付けてしまうかもしれません!
あなたの考えや価値観が正論の場合も多いです。
しかし、お嬢さんにとっては、抑圧された!という記憶が残ってしまいます。
ですから、お子さんの言い分も、
いったんは認めることが大切です。
そして、自分自身の
お嬢さんへの向き合い方、親としての接し方も振り返り、
あなた自身の足りないところや、ごまかしてきたところも認めましょう。
愛情を注ぐ
反抗期ではない時には当たり前にできることですが、
お嬢さんの反抗期が始まると、
イライラが先にでてしまうこともあります。
お嬢さんとのバトル中
愛情を注ぐという意識もかすんでしまうのではないでしょうか?
『しっかり叱る』
というのも、立派な愛情の注ぎ方です。
してはいけないことをした時は、
その場できちんと叱りましょう。
叱るとお嬢さんの反抗が増すかもしれません。
ですが、『なぜ悪いのか』理由を
しっかり伝え、冷静に対応しましょう。
また、バトルではなく、
お嬢さんがあなたを完全無視している場合。
そんなときは、干渉せずに
少し距離を置いて見守っている方も多いのではないでしょうか。
距離をとっている場合でも、
見守りは欠かさないでください。
お嬢さんの変化に気づけるくらいの距離の置き方にしましょう。
愛情をもって見守っていれば、
言葉はなくともお嬢さんに伝わるはずです。
感情のコントロール
大人のように言葉を駆使して
反抗してくるお嬢さんに、
腹を立てることも少なくないでしょう。
時には親であるあなたを
見下してくることもあるかもしれません。
あなたが気にしているコンプレックスを突いてくることもあるでしょう。
そんな時は、自分の娘ながらも憎たらしく思えてしまいます。
あなただって人間です。
仕事で嫌なことがあった日なんかは、
反抗的なお嬢さんを受け止めてあげることができないかもしれません。
しかし、そうしたバトルの後に『言い過ぎた』と後悔、反省したり、
『どうしてあれくらいで怒ったんだろう』と自己嫌悪に陥ったり、
バトル後の、何も好転していない状況に
嫌気が刺してしまうのではないでしょうか。
体力も使い、
メンタルをすり減らしても、得られたものが感じられない・・・
しかも、それが連日続くとなると、とても、辛い状況です。
そうならないためにも、感情のコントロールを意識します。
感情のコントロールをする方法はたくさんあります。
カッとなりそうな時に、深呼吸をしたり、数を数えたり・・・
今ではメジャーな方法です。
それに加え、感情的になりやすい人には、
とらえ方を切り替えるポイントというものがあります。
・「過去は変えられない」
→起こってしまったものは仕方ない。これからどうするかを考えよう。
・「他人は変えられない」
→自分の言い方や、態度、行動を少し変えてみよう。
・「答えは複数ある」
→必ずしも、自分の考え方が正しいわけじゃない。娘の答えもアリかもしれない。
バトル前のあなたは、
白か黒か、正しいか間違いか、敵か味方か
そんな物事のとらえ方をしている可能性もあります。
ですので、上の3つを少し意識してみてください。
『仕方ない』と、割り切ってみる
一歩下がってみる
それだけでも、反抗されてすぐバトルになったり、
イライラMAX!とはならないはずです。
親だからこそできる娘の反抗期への対応
ずっと同じ家で過ごすあなたとお嬢さんですから、
あなたにしかできない対応はいっぱいあります。
まず、『あいさつ』です。
どんなに激しいバトルをした後であっても、
無視されていたとしても、
「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」
「おやすみ」の声掛けは必ずしましょう。
つかず離れずの距離を保てますし、
お嬢さんもあなたの存在を無意識に感じることができます。
そして、「ありがとう」も忘れずに。
お嬢さんが素直だったころは
頻繁に言ってあげていた言葉でも、
反抗的になってくると、そうもいかないもの。
しかし、反抗期だからこそ、
お嬢さんがしていることの中に感謝を見つけ、伝えてください。
※見返りを求めちゃだめですよ!
なにも思いつかない人は、
『今日も健康でいてくれてありがとう!』でもいいです。
『は?何言ってんの。うざ』という反応が
返ってくるかもしれませんが、気にせずいきましょう。
なにより、お嬢さんに感謝することができれば、
あなたの気持ちがかなり楽になりますよ!
『すべての経験は成長』です!
お子さんがやろうとしている事に対して
あなたの意見を押し付けたり、
むやみやたらとアドバイスするのは避けたほうがいいです。
お子さんの成長のチャンスを遠ざけてしまうこともあります。
(もちろん、本当に危険なことや
周りに多大な迷惑をかけることは全力で止めます)
アドバイスをするなら、「こうしたほうがいい」
ではなく、あなたの失敗談を話してみましょう。
あなたは、お嬢さんよりはるかに人生の先輩です。
どんな失敗につながるか、辛い経験をするか、
また、その可能性があるかがわかるため、
アドバイスしたくなる気持ちはわかります。
しかし、お嬢さんが必ずしもあなたと
同じような経験をするかといったらそうではないのです。
お嬢さんの場合は、うまくいくかもしれません。
たとえ、辛い結果につながったとしても、
お嬢さんは乗り越えられるかもしれません。
お嬢さんには、まだまだ多くの可能性が詰まっています。
自分で考え、判断することができるようになっていますから、
言い聞かせすぎたり、アドバイスしすぎず、見守っていきましょう!
娘の反抗期に疲れた時は休んでもいい
お嬢さんにとって、一番身近な同性のあなた。
お嬢さんの反抗も、
ご主人よりあなたに対しての割合が大きいのではないでしょうか。
毎日繰り広げられるバトル。
あなたに反論するお嬢さん
言うことを聞かないどころか、無視を決め込むお嬢さん
朝から、夜寝るまで殺伐とした雰囲気の家の中。
いつか終わるとはいえ、今が試練の時かもしれません。
しかし、疲れた時には休みましょう!
好きなことをしたり、気分転換をしましょう!
お嬢さんの反抗がエスカレートしてきたら、
思い切って食事の用意以外のことはしなくてもいいです!
お嬢さんの部屋の掃除や、
制服のアイロンかけ、お風呂の用意などなど。
この時期のお嬢さんは、家事をする術は十分知っているはずですから、
「そこまで反抗するなら、自分でしてね」
のスタンスで、お嬢さんのお世話も休みましょう。
ただし、三回の食事はしっかり用意してあげてくださいね。
お嬢さんも、家事をしてもらっていた
ありがたみに気が付くでしょうし、
あなたやご主人への感謝の気持ちも再認識するでしょう。
(反抗期なので、素直には言えないでしょうが)
時々はそうやって、手も気も抜いていきましょう!
私たち母親も、一人の人間です。
腹も立つし、疲れます。
反抗期の長さは個人差があるので、
いつまで続くかわかりません!
疲れがたまる前に、気分転換して、
心機一転お嬢さんに向き合っていきましょう!
まとめ
『守破離』という言葉をご存知でしょうか?
『しゅはり』と呼びます。
日本の師弟関係のあり方で、
子育てのステージもそれになぞらえることができます。
幼児期や、学童期は『守』
親の言うことや、教えを忠実に守って習得していく時期です。
そして、反抗期に入ると『破』
教わってきたことに、疑問や意見を抱き、破る時期です。
反抗期が終わると、『離』
両親から教わったこと、価値観から離れ、
自分なりの考えや価値観を構築していきます。
こうした流れで見ると、
反抗期はお嬢さんが自分の考え方や価値観を
形成していくうえでとても大切な時期に当たります。
反抗期には、必ず終わりが来ます。
お嬢さんの将来を見据え、
反抗期の時期から、お嬢さんを認め、
対等に接することできれば、
その後のお嬢さんの成長にプラスの影響を与えることができます。
お嬢さんにとっても苦しい時期です。
そのことを踏まえ、日々向き合ってあげてください!
こまめな気分転換も忘れずに。
大人になったお嬢さんと、
反抗期のエピソードを笑って話せるときが来ることを祈っています。