意を決して、断乳を試みてはみたものの・・・
夜間添い乳で寝ることに
慣れきっているあなたとお子さんにとって、
それはとても険しい道なのではないでしょうか?
実際に私もそうでした。
子ども3人ともおっぱい大好き星人で、
私も寝かしつけは母乳に頼っていたので、
断乳後は泣きわめく子どもを前に、とても大変な思いをしました。
上の子たちで、添い乳をやめるのは大変だとわかっていましたが、
人生最後の授乳だと思うと、
おっぱい大好きな我が子の顔を見ると、ついつい・・・
結局添い乳で寝かしつけをし、断乳後やはり大変な思いをしたのですが。
しかし、上の子たちで学習していたからか、
3人目の場合はそこまで大変ではありませんでした。
私の経験を踏まえ、数ある入眠儀式についてお伝えしていきます!
今まさに、断乳後の寝かしつけで困っている方、
今後のために知っておきたい方、是非ご覧ください!
夜間断乳で寝ないときの対策
今まで眠るときに吸っていたおっぱいが、いきなりなくなる・・・
お子さんにとってそれは一大事です。
「今日からおっぱいないないね。」
「トントンでねんねしようね」
と、何日も前から言い聞かせ、お子さんも納得していたとしても
やはり眠たくなると
ぐずぐずとおっぱいを求めてしまう子も少なくありません。
私の長男の場合
断乳を経験済の友達からのアドバイスで、
断乳する1週間前からカレンダーを見せ、
「今日はここ。ここでおっぱいバイバイね」
と、毎日言い聞かせていました。
長男は「ふーん」とでも言わんばかりに
毎日私の言い聞かせをおとなしく聞いていたのですが・・・
いざ、断乳の日。
日中は、食べ物やほかの飲みものでごまかし、
目いっぱい遊んでおっぱいを意識させないように
することができましたが、夜になると大号泣!
おっぱいを求め、私の服をめくり、力づくで飲もうとしていました。
そんな姿に胸が痛くなり、断念すること2回。
3回目でようやく断乳。夜は、泣いても電気をつけず、
ひたすら抱っこから、布団に横になり背中トントン・・・
真っ暗な部屋で子守歌を歌ったり、昔話をしたり。
その時の私が思いつくできる限りのことをしました。
途中で、育児の大先輩の大学の先生にアドバイスをもらい、
ベビーマッサージという方法もあるとのとで、
マッサージオイルまで分けてもらい、試しました。
マッサージのリラックス効果で夜もよく眠れる、というもので、
入浴→マッサージ→寝かしつけ
というコースで試してみました。
流石に最初は泣き続けていましたが、徐々に泣く時間が少なくなり
私も気持ちをしっかり持って続けるうちに、
1週間もかからず断乳に成功しました!
長女の場合
長男の時と同じように、
カレンダーを見せ、事前に言い聞かせをしました。
娘は「うん」「うん」と、長男の時より納得したような反応。
これは楽に行けるかな?と思いきや、やはり夜は大号泣でした。
ご機嫌の時は天使のようなニコニコ笑顔の娘ですが、
この世の終わりかのような泣き方。
長男ほど力づくではありませんでしたが、
服をめくって、なんとかおっぱいにたどり着こうと頑張っていました。
が、そこは、経験上、簡単に服がめくれないように
工夫していましたので、娘もあきらめ、
泣きながら、私のおなかに顔をスリスリ・・・
おっぱいまでは手が届かず、私のおなかをなでなで・・・
そんな娘の背中をトントンしているうちに、
いつの間にか眠りにつきました。
あれ、早い!と
長男の時は泣きわめく時間が長かったので驚きでしたが、その翌日。
昨日の出来事はすべてリセットされ、大号泣。
背中トントンも効果なく仰け反りかえり、何をするにも効果なし。
初日よりかなり時間が長引き、立って抱っこをし、ゆらゆら。
体力をかなり消耗してしまいますので、
主人に代わってもらい、二人がかりでなんとか寝かしつけました。
その翌日は、主人の抱っこも嫌がり、
年長さんだった長男のもとへ行き入眠。
長女の時は、前日はすんなりできたことが翌日通用しない、
という毎日で、お決まりの儀式はできませんでした。
が、長男の時より主人や、長男の協力があり、
時間はかかりましたが精神的にも体力的にも負担は少なかったです。
そして、末っ子次女の場合
次女は、私の仕事復帰の関係で
生後3か月から保育園に行っていたこともあり、
日中はおっぱいなしでも全然大丈夫でした。
が、その分、夜の添い乳、授乳には
上の子たちよりも依存的だったのです。
仕事が激務だったのもあり、
カレンダー作戦はせず、ひたすら毎日言い聞かせていました。
「おっぱいママに返そうか~」と。
しかし、末っ子は「いや」の1点張り。
最後の断乳だったので、
納得してから断乳したかったので、あらゆる方法をとりました。
まず、主人、長男、長女への協力をお願いしました。
私だけでなく、周りの家族からちょっとずつ声掛けしてもらいました。
それでも、「イヤ」という次女。
繊細な性格だったので、
周りが強く言うと逆効果なので、
思いついた時に優しく話してもらうようにしていました。
根気強く話しつつ、たどり着いた方法があります。
それが「おやすみツアー」でした。
普段から、兄と姉が騒がしくとも一人遊びが上手だった次女。
お人形やおもちゃをとても大切にする子だったので、
布団に行く前にお人形一人一人に「おやすみ」を
言ってまわるツアーを組み、実行。
そして、挨拶を済ませ、今日の「おとなり」を決めます。
「おとなり」は、一緒にねんねしてくれる
パートナーのおもちゃやお人形です。
それを決め、布団に入り、寝かしつけをしました。
結果、おっぱいを求め大号泣はしてしまうのですが、
お隣のお人形で気を紛らわすことができ、
少しづつおっぱいから離れられました。
もちろん、甘えたいモード全開の時など
うまくいかないときもありましたので、
家族に協力してもらったり、ほかの方法も併用しました。
しかし、子どものペースに合わせて断乳し、
寝かしつけまでできたのは末っ子の時が初めてでした!
わが家の3人だけ見てみても、
寝かしつけだけで、ひとりひとり全く違う経過をたどりました。
その子によって違うこともあれば、日によって違うこともあり・・・
親の臨機応変さも求められてきます!
一つの方法を継続するか?
それともほかの方法に切り替えるか?
悩むこともあるかもしれません。
一番大切なことは、あなたにとっても、
お子さんにとっても無理がないような方法です!
これからまだまだ長い子育て期間ですから、寝かしつけも楽しくできるといいですね。
夜間断乳を成功させるコツは入眠儀式
夜の添い乳での寝かしつけは、
あなたにとってもお子さんにとっても
『習慣化』していたのではないでしょうか?
習慣化していることを、変えるのは容易ではありません。
特に、大人ではない小さなお子さんの場合は、
すんなり受け入れるのは難しいでしょう。
しかし、寝かしつけの場合、
習慣化した添い乳を凌ぐ他の習慣化を作ってしまえばよいのです!
それが、『入眠儀式』です!
一つの方法に絞るのではなく、いくつかの流れを想定しましょう。
抱っこが好きな子だったら、抱っこをして
「そろそろお布団に行こうか」
と声掛けをし、心の準備が整ってからお布団に入る。
お布団に入ったら、ハグやキスでスキンシップをとり、背中トントン。
途中で、部屋の電気をお子さんに消してもらい、
寝るための心の準備をしてもらうのもいいですね!
抱っこだけ、背中トントンだけ、ではなく、
いろんなことを少しずつ行って習慣化すると、
眠りにつく過程の中で、心の準備ができてくるのでお勧めです。
断乳を終える時期は、赤ちゃん時代とは違い、
大人の言っていることがある程度理解でき、
また受け入れることができてきます。
ですから、『今から眠るんだ』
という心の準備をしていくことはとても大切なのです。
わが家の場合は、お風呂→ベビーマッサージ→背中トントン
が、長男の時は入眠儀式となっていましたし、
長女の場合は、私の抱っこ→主人の抱っこ→息子と添い寝
のうち、どこかで寝るということが習慣化されていました。
末っ子のおやすみツアーに至っては、
立派な入眠儀式となり、4歳になった今でも続いています。
いろんな組み合わせを試してみて、
お子さんが大好きなことも取り入れつつ、
『入眠儀式』を完成させてみてください!
赤ちゃんが寝ないからとイライラしないで
いくら可愛いわが子でも、長時間大号泣されたら、
イライラの感情のひとつやふたつ沸いてきますよね。
私たち、母親も人間ですから、
毎回毎回広い心で大きい器で受け止めてあげることはできません。
お子さんという、人間相手ですから、
お子さんのコンディションによっては
寝かしつけも上手くいかず、
やっと寝たかと思ったら夜泣きで
長時間泣きわめくことだってあります。
(わが家の夜泣き最長記録は長男の時の2時間です。)
今までの強い味方おっぱいも使えず、
抱っこもだめ、旦那もだめ、何をしてもダメ・・・
泣いている我が子が可哀そう・・・から、睡眠不足も重なりイライラ。
よくわかります。
でも、これが実は悪循環だったんですね。
お子さんは、大人が思っている以上に大人を見ているし、
大人の感情を感じ取るし、雰囲気も肌で感じることができます。
つまり、あなたの感情や声のトーンもしっかり伝わっているのです。
なので、赤ちゃんも安心できず、泣きやめないし寝付けません。
お子さんがすぐに寝ないからといって、
お子さんの脳の発達に影響がでる時期ではありません。
寝付かないから寝かしつけようと、躍起になる必要はありません。
安心した気持ちでお子さんを見守りましょう。
そして、笑顔でいましょう。
笑顔というのは作り笑いであっても脳が勘違いし、
『幸せホルモン』を分泌してくれます。
あなたの気持ちも楽になるのでお勧めです!
まとめ
今まであなたの強い味方だったおっぱいが使えない
断乳後の寝かしつけ。
母親としての力量を試されている時なのだと思います。
しかし、添い乳以外の寝かしつけ方法はたくさんあります!
あなたのお子さんの好きなもの、
好きそうなもの、普段から観察して試してみましょう!
一連の儀式ができれば、その後の育児が楽になります。
断乳は、あなたにとってもお子さんにとっても、
成長するうえで欠かせないイベント。
そして、授乳以外で母と子の絆を深める絶好のチャンスでもあります。
これを機に、お子さんのいろんな面が見えてくることでしょう。
ただ寝るだけで、こんなに手間暇体力がかかるのは、
これからの子育てで今だけです!
大変なこともたくさんあるでしょうが、
周りの力も借りながら、笑顔で乗り切ってくださいね!
あなたとお子さんが、
ゆっくり安心して眠りにつける日が来ることを、応援しています!